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2022/06/21 12:43

★★★ホタルブクロ★★★

今日6月21日は暦では「夏至」ですが、一年で一番昼の長い日。
夜が短い。あまり意識しませんが、これからは少しずつまた昼が短くなっていくんだな~と思うと、切なかったり。
初夏の「切ない」代表格といえば「ホタル」ですが、今年は見に行けませんでした。
もっとも過去に見た蛍も、高性能カメラではないので撮影できずで、みなさんどうやって蛍を撮影してるんだろ?
はかない命の輝き、と思うと、蛍の灯りを見ながらも様々な思いがよぎります。
大抵、静かな森や川辺や池のほとりで蛍を見かけますから、辺りは騒音もなくシーンとしてる。
なので余計に物思いにふける時間となるのでしょう。

さてこの薄いピンクの花は「ホタルブクロ」というのですが、中に火を入れてランタンのようにボワーッとやわらかい灯りにして、そこかしこに掲げられたら、まるで「ランタン祭り」だなあ、と思いつつ描きました。
もう陽が落ちて夕暮れから夜に向かうひととき、ホタルブクロに火をともしに来る人がいたら、素敵だなあ。
なのでタイトルを「もう宵のくち」としました。この絵も売却して今は手元にありません。
「灯(火)をともしに来る人」を、私は何度も何度も描いてます。
版画でも「ランタンを持つ人」がよく出てきます。街灯もよく出てきます。
深層心理的に「灯りをともしたい」と思っているのでしょうか(笑)。

きっとこれからも「灯りをともす人」が絵に出まくると思います。
暗闇の絵は描いたことないんですよね。必ず灯りか星か月を描くから、闇が怖いのかも★