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2019/04/06 10:42
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★★★ポーの一族再び★★★
先週、さくらももこさんの話を書きましたが、私とさくらさんはほぼ同い年。
だから、山口百恵や西城秀樹に熱狂するちびまる子ちゃんの気持ちが、めっちゃわかります!
そのさくらももこさん世代の漫画家志望者たちが、憧れた漫画家に「24年組」があるのではないでしょうか。
「24年組」とは、昭和24~5年に生まれた世代の少女漫画家さんで、竹宮恵子さん、大島弓子さん、山岸凉子さん、青池保子さん、木原としえさん…エトセトラ。
萩尾望都さんもその仲間に入ります。
「トキワ荘」みたいに若い駆け出しの頃、竹宮さんに誘われて一緒のアパートに住んでいたという萩尾さん。
そこに入れ替わり立ち替わり若い漫画家や「卵」たちが集っていたそうです。
今はみなさん「漫画界の巨匠」になって、ほぼ引退された方もいらっしゃいますが、萩尾さんは40年前に連載終了した代表漫画「ポーの一番」を、続編再スタートさせました。
40年!
すごいっ!
一昨年の春に「ポーの一族春の夢」を発表し、そしてまた昨年夏から「ポーの一族 ユニコーン」を。
その「ユニコーン」は中断が入り、この春からまた再スタートしてます。
やっぱりもう還暦超えられている筈なので連載は大変かと思いますが、すごいことだな、と。
萩尾望都さんの漫画は、一枚の絵として見ても美しい。
そして「詩」のようなモノローグ。
コマが進んでいくテンポ、背景・構図・明暗などヨーロッパの映画みたい。
ページからは音楽が聞こえそう。
陽射しや冷たい空気や風まで感じることが出来ます。
そんな漫画は見たことがなかったので、10代の私はもう心酔して、日々「モーさま」こと萩尾さんのことばかり考えていました。
真似して自分で漫画描いたりしてたのですが、あんなハイブロウな絵がすぐに描けるワケもなく、萩尾さんの作品に似たストーリーしか思いつきませんでした。
しかし、書店で月刊マンガ買うのって、辛いですね。
「娘(孫?)に頼まれて買いに来ました」って風を装わないと、かなり恥ずかしい(笑)。
モー様はでも最近の漫画をぜんぶ読んでおられるそうです。
編集者とかマネージャーが漫画雑誌を持ってくるのかしら?
それとも、ご本人が本屋さんで買いはるんかしら。。。
そんな姿を妄想したりします★