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2019/01/26 22:41


★★★受験生の必勝ダルマ★★★

旧作ですが、ちび版画「雪の友」をアップしました。
日本の「歳時記」をモチーフにして、12か月のシリーズもの版画を作りたい、と前から思ってて。
大きいものの前にまず、小さいものからはじめました(笑)。
日本っていいですね。
季節のうつりかわりの微妙なところを、美しい言葉で表現して楽しんだりして。
「大寒」とかね「小寒」とかね(「大寒」=Big Winterにしてみました)
「立春」とか「啓蟄」とか「雨水」とか。
「啓蟄(けいちつ)」なんて、「地中の虫たちが外へ這い出して動き始める時期」。
すんごい繊細な、季節の表現です。

しかし、一年で一番寒い寒い時期に、何もわざわざ「受験」やらなくても。
インフルエンザは流行るし、夜中の勉強は寒くてつらいし、受験生にとっては酷なシーズンです。
これを思いついた頃、ちょうど友達の子供が受験世代で、お守り代わりに作ってみました。

私も○○年前、雪のちらつく寒い寒い日に、京都まで受験に行きました。
今でも覚えてますが、電車の駅からバスに乗って大学の試験会場まで行かねばならず、
雪で道が凍って、バスが大幅に遅れたらどうしよう~と心配でした。
幸い、雪は朝方はチラチラで、帰りに本格的に降ってきたので、遅延もなく無事に試験開始に間に合いました。
でも、あの日の心細さを、今でも覚えています。
当時は大学にエアコンは入っておらず、確か石油ストーブのみだったと思います。
お弁当が冷たい…冷たいよ~(泣)。
寒さと緊張で「あがって」しまい、3割も答案書けませんでした。
帰りのバスに乗り込むときの雪が、どんどん吹雪いてきて、落ち込む気持ちに拍車をかけました。
(しかし、3割しか回答できなかったのに、なぜかその大学は合格していました^^;)

「必勝!」のダルマと、雪だるまのダルマ。
ダルマ同志で、仲良く、大雪の中でも元気出して★