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2019/01/19 13:44



★★★懐かしの森永ハイクラウン★★★


ネットショップのトップ画にしている「らっぱ水仙」(銅版画)は、昔々の「森永ハイクラウンチョコレート」のオマケに入ってた「フラワーフェアリーズ」みたいな絵を私もやりたくて、作り始めたシリーズです。

「フラワーフェアリーズ」は、4.5×7cmの小さなカードで、紙質も水彩紙っぽく色調もアンティーク。

絵を描いていたのはシシリー・メアリー・バーカーという英国の女性画家で、このシリーズで日本では大人気になったと思います。

森永ハイクラウン、確か「プレーン」と「ミルク」味があって120円くらいだった?

ちょっと大人チックなシンプルな白い箱に入っていて、一見タバコの箱みたいでした。チョコレートもとても美味しかった!

私の周りにはあまりこのカード集めてる人がいなくて、交換する機会は少なかったように思います。

でも、今数えたら26種類も残ってる!

私よりお小遣いが巨額だった年の離れた姉にせがんで、たびたび買ってもらってたのかも。

120円のチョコレートって、当時の子供にとってはちょっとハードル高かった。だからそうそうは買えなかったはず。

しかし、度重なる引っ越しにも耐え、よく生き残ってたものです。偉いっ(笑)。

私も、これだけは捨てたくなかったのでしょう。宝物でしたから。


小さな詩集というか絵本も出ていて、「現金書留で1000円送って頂ければ、絵本をお届けします」と、カードの裏に小さな字で印刷されています。

カード専用のミニ額プレゼントも。こちらは100円切手+ハイクラウン空き箱一つを送れば、誰でも貰えたようです。

今考えたら、森永製菓、なかなか太っ腹では。

応募者締め切り日は、昭和54年3月となってます。

今から40年前ですね。

素敵な企画ですが、その後ハイクラウンをスーパーで見かけなくなったので、私のカードコレクションも終わってしまいました。


私はこの人の絵が好きで好きで、確か「シンデレラ」の挿し絵とかも描いてはったのかなあ。

上品ででも愛らしく、空想の世界にどっぷり浸ることが出来ました。リアリズムなんだけど絵が優しいんですよね。


花とか草とかをリアルに描いて、そこで共演する人物をリアルにせずデフォルメして描くと、どうしてもちぐはぐな感じになります。

両方リアルに描くのは好きじゃない。

でも両方デフォルメし過ぎるのも嫌(いかにもマンガみたいになる)。

バーカーの絵は、リアルとデフォルメのバランスがちょうど良くて、私も描く上で参考にさせてもらってます。


ところで、長年「シシリー・メアリー・パーカー」と私は思っていたんです。

ネットショップで商品解説を書くために、あらためて調べてみたら、「パーカー」じゃなくて「バーカー」なんですね。

40年知らなかった私って(笑)。。。


ハイクラウンのミニカード、復活してくれないかなあ★